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シャンポワンの次はトリートメントの説明。

シャンポワンの次は、ラスィーヌトリートメントの説明をしますね。

 

そう、このトリートメントを塗布して、次にティージュを塗布することでトリートメントをゲル化させ空洞化を阻止する重要な成分となります。このゲル化させるポリイオンコンプレックスの形成については、後でしっかり説明します。

 

従来のトリートメントは、頭皮に残留しないよう、しっかり洗い流すのが基本ですよね。しかし、これは含有している油分等が、頭皮・毛穴に悪影響することを考えてのですが、発想を転換し、ハンドクリームやフェイシャルケア用のスキンケアクリームなどと同じように皮膚に負担をかけず、毛髪の補修ケアができるトリートメントとして開発されました。pH3.50~3.80です。


少し詳しく書きます。ラスィーヌトリートメントの成分特徴としては、スキンケア成分として使われる貴重なセラミド類であるセラミド1・2・3・6-Ⅱ フィトスフィンゴシンを油脂成分として、贅沢に使用しています。特にセラミド1は高級クリームなどに使われている贅沢成分です。

 

また、頭皮環境を整える成分として感光素201(色素類・クオタニウム51)や8種類のアミノ酸を含有しています。このため皮膚にも優しく、施術者の手まで同時にケアすることが可能になります。上等のハンドクリームを常につけているようなもんですね。

 

ここからがさらに詳しいちょっと難しい?説明~性質の特徴として、アニオン系とカチオン系の2種類の界面活性能力を持ち、化学的には不安定(混ざらない)であるが、物理的には安定(混ざる)という特性を持つため、毛髪の汚れを分離(落としながら)、毛髪内部に浸透し間充物質の補充を行います。ここからがポイント!またティージュとの併用により浸透した間充物質が高分子ゲル化と結合し毛髪内部に閉じ込められることにより毛髪の空洞化を防ぐという優れものです。これがポリイオンコンプレックスの形成です。しかも、髪に浸透し等電点に収束させるのです。

 

使い方は、トリートメント施術において頭皮・毛髪のケアはもちろん、カラーにおいては、シャンプーする場合の前処理としてダメージ部分に補修成分を充填してカラー剤からのダメージを防ぎ、カラー剤の発色を向上させます。少しゲル化させるとさらにいいですね。


パーマやストレートの前処理においては、ダメージ部分に補修成分を充填し薬剤からのダメージを防ぎ、パーマの場合はかかりを向上させます。ここでも、少しゲル化させます。また、カラー・パーマ・ストレートの後処理においては、毛髪内部に浸透し補修します。後処理では、しっかりゲル化させるようにします。

 

さらに、含有する成分による皮膚保護作用から施術者の手まで同時にケアします。シャンポワンと一緒に使うことで大切なスタッフさんの手までも守ってやることができますね。

 

かなり、突っ込んだ説明になりましたが、簡単にすると、毛髪内部ではダメージにより空洞化がおこり、枝毛や切れ毛の原因となります。この空洞を埋め、さらに頭皮ケアを考え美容液などに配合されるセラミド(細胞間脂質)を贅沢に使用、髪に自然なハリ・コシが生まれ、美しくよみがえります。って感じかな?

 

ラスィーヌトリートメント720g、店販用120g、トライアルミニ30gを準備しています。


さぁ、次はこのラスィーヌトリートメントをゲル化させる全身美容液ジェルのティージュをしっかり解説します。お楽しみに!

 

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。