つい2~3日くらい前まで、10月とは思えないほどの夏日が続いていましたが、急に秋らしく冷えてきましたね。
皆様、体調などを崩されないようにお過ごしください。
今日は、イチゴカラーについて書きます。
ご存じのようにイチゴカラーは1剤と2剤の混合比率が1:5ですので、従来のカラー剤と比べると1剤が少なく2剤が多くなります。このため2剤の過酸化水素の力が働き、黒髪のトーンが上がります。
また、1剤は独自のアルカリ処方と染料を濃くしていますので、早く発色します。
これにより
白髪部分もどんどん茶色に染まっていき、黒髪部分もどんどん茶色に染まっていき、どちらもバランスよく茶色に染まっていくので白髪も黒髪も均一に染まっていきます。
イメージとすれば、こんな感じですかね。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s6f52208d90bc4774/image/id4c06de6056f66e3/version/1634525907/image.gif)
従来のカラー剤は黒髪と白髪の染まりの差が出やすくなります。
しかし、イチゴカラーは黒髪に対してのメラニン色素分解能力が高く、また色素定着力が高いため色素差を著しく近づけることができます。
図では分かりにくいので、立体的に模型を使うとこんな感じになります。
キュプリカを使います。
まずは白髪30%のイメージ
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=413x10000:format=jpg/path/s6f52208d90bc4774/image/i08bd853b13497d73/version/1634526826/image.jpg)
従来の白髪染めの染まり方。
黒髪と白髪の染まりの差が出やすい。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=413x10000:format=jpg/path/s6f52208d90bc4774/image/i68d7ffd945af52cf/version/1634526943/image.jpg)
イチゴカラーの染まり方
黒髪に対してのメラニン色素分解能力が高く、また色素定着力が高いために色素差を著しく近づけることができる。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=413x10000:format=jpg/path/s6f52208d90bc4774/image/ib8779a27098b50c9/version/1634527175/image.jpg)
このような染毛メカニズムなので、白髪部分は早く発色していき、黒髪部分もしっかり染まっていきます。
今までのカラー剤は白髪部分をしっかり染めようとしたメカニズムですが、イチゴカラーでは他の黒髪部分をいかにしっかり染めようかと考えたメカニズムとなります。
その結果、白髪部分も茶色に染まっていき、黒い髪部分も茶色に染まっていき、どちらもバランスよく染まっていきます。だから、白髪染めとは思えないほどに明るくきれいにしっかり染めることができるんです。
従来のカラー剤を1:5で混合してもイチゴカラーと同等の効果を生み出すことはできません。
特許を取得した染毛メカニズムだからこそ可能になりました。
これからも、いろんな角度からイチゴカラーを解説していきたいと思います。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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