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パセ・施術講習~大阪

京都でのパセ理論講習の翌日は、大阪での今度は施術講習。

 

こちらの美容室さんは前回、商品説明とパセ実験のみでしたが、置いていった少量のサンプルを使ったら、よかったのでメニュー化したい!とメッセージがありました。

 

ただ、商品説明と実験だけでは少し心配だったので今回しっかり施術工程の基本をしてからメニュー化実現で、再度お邪魔しました。本気のサロンさんには本気でお応えします。

 

モデルがお客様で、全体的にダメージが見られます。ビフォー画像も写さないまま、一気にシャンプーから入ります。

 

昨日書いたラスィーヌトリートメントとティージュによるポリイオンコンプレックスを行います。

 

シャンプーあとに、シャンプーボールにお湯を溜めて、全身希釈美容液フイヤージュを希釈して使用します。

 

この時のpHは4~5となります。丁寧にカップでかけることで、毛髪内部まで浸透しペーパーを完全にコントロール、毛髪を痛めずに残留物質を完全除去します。


従来の施術では、pH4前後のバッファ剤など(酸リンス)を使用しますが、この場合表面のアルカリ除去しかできず、毛髪内部の残留アルカリに損傷が続きやすくなります。

 

3分かけて、希釈したフイヤージュをかけ終わったあとは、栓を抜き軽くタオルで水を取り、ラスィーヌトリートメントを塗布。今回はトリートメント塗布前にキューティクル強化剤をダメージ部分に塗布。


その上から重ねるようにラスィーヌトリートメントを塗布後に、全体にムラがないようにコーミングします。丁寧な作業をすればするほど、いい仕上りになるのは言うまでもありません。


ラスィーヌトリートメントが行き渡ったら、全体美容液ジェル・ティージュを髪の長さにより使用量を変えて頭皮から毛先まで塗布します。


つけた瞬間に、髪がキュッとなるとOK!ゲル化しています。これが昨日書いたポリイオンコンプレックスです。これにより毛髪内部から修復を行うため空洞を埋めることが可能になります。

 

さらに弾力があがり、水分を貯蔵することにより潤いが増しスタイリングがしやすい髪に変身!

 

それでは、従来の施術でどうなのか?仕上げでコーティング剤を使用することにより一時的なツヤ感や指通りは良くなりますが表面的な処理のため、時間経過と共に、パサつき・落ち着かない・雨の日に広がる等の原因になります。

 

ゲル化したあとは、お湯を溜めて軽くかけて馴染ませてから水を切りタオルドライ仕上げます。

 

今回は、エルカラ+セラミド主成分のスタイリングミストを噴霧して仕上げです。


基本的な工程をマスターしてもらいました。これで安心してメニュー化ができますね。ありがとうございました。

 

宿泊ホテルがある大阪駅に戻り、大都会の夜景はキレイだなぁ~と思いながら、曽根崎町まで歩きました…けっして寄り道はしていません(笑)


お世話になった京都、大阪の美容室さんともアルファビューティーとイチゴカラーも導入済み。他店にないメニュー作りで生き残りに真剣です。

 

こちらも徹底的に応援させてもらいます。

 

今日も最後までご覧いただきありがとうございました。